このトレーニングコースは、おおよそ2年間(375時間)のコースで、米国ハコミ研究所の正式な(完全版の)カリキュラムの全てを学びます。
総合トレーニングコースの目的
主に2つの目的があります。
1. ハコミのセラピー原理(理論)とメソッド(技法)の統合
このトレーニングの第1の目的はセラピーの方法としてのハコミセラピーを学ぶことですが、ハコミセラピーの原理を体得し、自分が学んだメソッドに統合することを重視しています。全てのハコミメソッドはハコミセラピーの原理を基にしており、原理を真に理解できれば、メソッドを自在に活用できるようになるからです。このトレーニングでは、統合に必要な体験的な学習方法を学び、実践を通してそのスキルを培っていきます。
2. セラピストの自己成長
また、このトレーニングコースでは、革新的なハコミメソッドの習得のみならず、それを使うセラピスト自身の自己成長に伴う人間性の向上をも目指しています。クライアントとの癒しの関係性を築く上で、セラピストの存在のあり方が大きな要素となるからです。人格的成長を成し遂げ、自分らしさを活かしたセラピストとして開花できるようにカリキュラムも組まれています。
総合トレーニングコースのゴール
総合トレーニングコースの受講対象者
ハコミセラピーはセラピーの分野だけでなく、教育や自己成長など様々な分野において役立てられています。
1. ハコミワークショップに参加
あなたにとってハコミセラピーのトレーニングが適切であるかどうかを判断するために、一回以上ハコミのワークショップの参加が必要です。これはトレーニングに参加する為の必要条件になっています。その後でトレーニングにお申し込み下さい。
2. ハコミセラピー総合トレーニングに参加
375時間のトレーニングを受講し、ハコミセラピーの理論とメソッド(技法)を習得します。トレーニング終了後、トレーニング修了証(Certificate)が米国ハコミ研究所から授与されます。
この修了証(Certificate)には米国ハコミ研究所認定ハコミセラピストへの認定申請資格があります。
3. ハコミセラピストの認定申請
認定申請は、ハコミセラピーのセッションを収録したビデオを2本提出して頂き、二人のトレーナーの審査を受け、基準を満たしていれば、レポートの提出となります。
合格された方は、ハコミセラピストの認定証 (Diploma) が米国ハコミ研究所から授与されます。資格を取得した人は、ハコミのロゴの使用が認められ、日本及び米国ハコミ研究所のHPに,認定ハコミセラピストとして登録が可能となり、日本ハコミ研究所の正会員となることができます。
【 総合トレ-ニングにおけるティーチングの方法 】
ー 完全な学習体験の提供を目指すティーチング ー
■ 体験的エクササイズ
トレーニー(受講生)がハコミセラピーの特徴のあるアプローチや技術を、クライアントとし て体験したり、セラピストとして練習することで効果的に学べるようにデザインされていま す。エクササイズは、目的に応じて一人で、ペアーで、または大小のグル-プで行われます。
■レクチャー トレーナーやティーチャーが、本質的な概念やより広範囲に必要となる方法論を系統立てて説明します。
例えば感受性のサイクル、性格戦略、チャイルドワーク、セラピーにおける関係性、
長期にわたるセラピーなどです。
■ デモストレーション
デモストレーションによって特定のプロセスの実際を教えます。トレーニーの一人をクライア ント役として、またはトレーニーと実際にワークします。
■ ディスカッション
開かれたディスカッションを小さなグループや全体的なグループでおこないます。深くトピック (話題)を探求する十分な時間を持ちます。またトレーニーたちもその場で質問ができます。
■ グループプロセスセッション
この時間は、トレーニンググループの成長に注目するようデザインされています。学ぶグループ としてナリュシュメント(心の栄養)を与え合います。参加者は、フィードバック、個人の困 難を通してのワーク、より効果的で信頼できるグループメンバーになるため、サポートされ励ま されます。
■ 表現アート
動き、音楽、アートを使って学びの質を高め、深めます。
■ スーパービジョン
トレーニーは定期的に、お互いにハコミメソッドの練習をします。トレーナーやティーチャー などがグループの間を動き回り、サポートの必要性を適確に判断して、熟練したスパーバイズ をおこないます。仲間うちでのスーパービジョンも奨励されます。重要で創造的な要素が加わ り、学びが深まることが多々あるからです。
■ ビデオ
ワークのビデオセッションが教材として用いられます。観察し、考察し、詳細に検討されます。
■ 学習グループ
トレーニーの小さなグループを作ります。通常のトレーニングセッションを離れて、練習した り、ディスカッションをします。相互サポートを目的としています。よりくつろげる環境の中 でともにワークをすることができます。